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豊かな日本語

豊かな日本語☆その3 雨 編

日本は春雨・梅雨・秋雨などがあるように、比較的雨が多い国なので
雨を表す言葉がたくさん生まれたようです。
下の表からお好きな単語をクリックしてください!


* (大雨 小雨 狐の嫁入り 霧雨 豪雨 小ぬか雨 五月雨 時雨 驟雨 通り雨 土砂降り にわか雨 村雨
   氷雨 夕立 雷雨 霖雨)
*雨だれ *雨上がり *雨模様 *空梅雨


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 ・・・降ってくる雨の表現はたくさんあります!

     * 大雨 おおあめ

          ものすごい量の雨のことをいいます。
          同じような意味の言葉に
豪雨[ごうう]土砂降り[どしゃぶり]があります。
          大雨の日は、あまり外に出たくありませんね…。

     * 小雨 こさめ

          細かく、降る量の少ない雨のことをいいます。
          小雨だからって、傘を差さないでいると風邪を引きますよ!

     * 狐の嫁入り きつね[の]よめい[り]

          日が出ているのに、ぱらぱらと雨が降っていることをいいます。
          いわゆる「天気雨」です。晴れているはずなのに、面白いですね!
          それに、なぜ、狐の嫁入りというのでしょうか…?
          やはり、狐は人間をだますというイメージからでしょうか。

     * 霧雨 きりさめ

          文字通り、霧のような雨のことです。
          同じような意味の言葉に
小ぬか雨[こぬかあめ]があります。
          静かな上に、水滴は細かく小さいので、あまり雨が降っている
          という気がしませんね。

     * 豪雨 ごうう

          ものすごい量の雨が激しく降ることをいいます。
          同じような意味の言葉に
大雨[おおあめ]土砂降り[どしゃぶり]
          があります。
          同じ意味でも、たくさんの表現の仕方があるんですね!

     * 小ぬか雨 [こぬか]あめ

          「ぬか(糠)」には「とても細かい様子」という意味があります。
          よって小ぬか雨は、とても粒が細かい雨のことをいいます。
          同じような意味の言葉に
霧雨[きりさめ]があります。
          

     * 五月雨 さみだれ

          六月頃に長く降り続く雨のことをいいます。いわゆる「梅雨」ですね。
          なぜ「五月」の雨なのかというと、昔は陰暦といって
          今とは月の数え方が違っていたからです。

     * 時雨 しぐれ

          冬の初め、風が強くなると共にぱらぱらと雨が降ってはやみ、降ってはやみ、
          を繰り返して数時間で通り過ぎていく雨
のことをいいます。
          時の雨、とはなかなかお洒落ですね!四季がある日本ならではの雨です。

     * 驟雨 しゅうう

          雨が急に強弱の変化を繰り返しながら降り、急にやむことをいいます。
          同じような言葉に
にわか雨[にわかあめ]夕立[ゆうだち]があります。
          驟雨と同じような意味の言葉は他にもたくさんあるのですが、
          今回は二つだけを紹介しました。

     * 通り雨 とお[り]あめ

          降ったらまたすぐにやんでしまう雨のことをいいます。
          通り雨は夏に多いですよね。この短い間に降る雨は凄い勢いで驚きます。

     * 土砂降り どしゃぶ[り]

          激しく雨が降ることをいいます。
          同じような意味の言葉に
大雨[おおあめ]豪雨[ごうう]があります。
          同じことを言うのにもたくさんの言葉があるのですね。日本語って凄いです。

     * にわか雨 にわかあめ

          突然降ってきて、またすぐにやんでしまう雨のことをいいます。
          同じような意味の言葉に
驟雨[しゅうう]があります。
          にわか雨という言葉、天気予報で良く聞きますね。
          それだけ、日本には雨がよく降るのでしょう。

     * 村雨 むらさめ

          強くなったり弱くなったりしながら、しばらく降り続く雨のことを
          いいます。
          「群雨」とも書きます。村雨は、一度に集中して降るので
          「一つのところに群がる雨」といったところでしょうか。

     * 氷雨 ひさめ

          雹[ひょう]やあられのことをいいます。
          雹は、雷雨[らいう]のときに氷が降ってくる現象なので
          「氷の雨」で氷雨ですね!
          ちなみに夏の季語です。
          また、あられは雪と雹の中間です。こちらは冬の季語です。

     * 夕立 ゆうだち

          夏の午後から夕方の短い間にかけて降る、
土砂降り[どしゃぶり]のことを
          いいます。
          このとき、雷雨[らいう]になることが多いです。

     * 雷雨 らいう

          文字通り、雷も一緒に発生する激しい雨のことをいいます。
          風も強くなります。
          夏に多いですね。夏は雨が多い時期なんですね!

     * 霖雨 りんう

          何日も長く降り続く雨のことをいいます。
          こんな日が続くとじめじめしそうですね。梅雨と同じような状況でしょうか。

   
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 雨だれ あま[だれ]

   屋根などから落ちる雨のしずくのことです。
   雨が上がった後、にぽたぽたと落ちている雨だれを見ると、
   何だかすがすがしい気分になりますが雨漏りの雨のしずくは
   雨だれというのでしょうか。どうなんでしょうね。

   
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 雨上がり あめあがり

   雨がやんだすぐ後のことです。
   雨上がりには、とても綺麗な青い空が見えるので、
   それをいつも楽しみにしています。

   
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 雨模様 あめもよう

   どんよりと雲が空を覆って、雨が降りそうな様子のことをいいます。
   この状態になると気温が上がらなくなって寒いですけど、
   日焼けはしないですね・・・!

   
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 空梅雨 からづゆ

   梅雨の時期に入ったのに、雨が降らないことをいいます。
   この時期に雨が降ってくれないと、この後の夏で水が足りなくなって困りますね。

   
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